藤花鹿図太刀金具〈(冑金、石突、表目貫欠)/〉
ふじはなしかずたちかなぐ
概要
藤花鹿図太刀金具〈(冑金、石突、表目貫欠)/〉
ふじはなしかずたちかなぐ
奈良県
鎌倉
総金具山金、高彫、容彫。鍍銀および銀象眼。
鐔は木瓜形、四方猪目透かし、耳に藤花薄高彫鍍銀。
大切羽は上下に藤花を透かし、鍍銀、左右に鹿を高彫銀象眼。
小切羽は大小鍍金、中山金。
足金物は腹帯に雌雄の鹿を高彫で表裏に配し、四匹ともそれぞれ姿態が異なる。斑点は銀象眼。
笠金は藤花は高彫、鍍銀を施す。
責金は走鹿二匹を表裏に配し、銀象眼。
縁、鯉口は雌雄の鹿を高彫、象眼を施す。
目貫、足付は表を欠き、裏は雌の鹿・容彫、銀象眼。
鐔 縦7.2 横6.5
大切羽(2枚) 縦4.5 横3.6
小切羽(3枚) 大2.1 中20.0強 小20.0
足金物 一ノ足 高45.6 二ノ足 高4.5
縁 縦長3.8 横長2.1
責金 縦長3.0 横長2.0
口金 縦長3.8 横長2.1 (㎝)
1具
公益財団法人大和文華館 奈良県奈良市学園南1-11-6
重文指定年月日:19550202
国宝指定年月日:
登録年月日:
近鉄グループホールディングス株式会社
国宝・重要文化財(美術品)
山金を用い、鍍銀象眼を施した揃いの太刀金具。藤花に鹿を配し、春日野の趣を表したものか。鐔、足金物、目貫等の製作、図案共に優れた作。