徳永傳之助宛て鍋島直正書簡
とくながでんのすけあてなべしまなおまさしょかん
概要
徳永傳之助宛て鍋島直正書簡
とくながでんのすけあてなべしまなおまさしょかん
10代佐賀藩主鍋島直正 (1814~71)
なべしまなおまさ
安政7年/1860
紙本墨書
(本紙)縦17.8cm 横126.6cm (封筒)縦18.4cm 横4.4cm
1通
佐賀市松原2丁目5-22
公益財団法人鍋島報效会
10代佐賀藩主鍋島直正が安政7年(1860)に江戸から側近の徳永傳之助に宛てた直筆の書簡。来月の参勤交代で初めて蒸気船電流丸を用いるという。電流丸購入から一年数ヵ月が経ち、濫りな乗船もあると聞こえてくるため乗組規則の制定を指示している。また軍港としての活用を考えていた天草(肥後国)の入手話がうまく進み「九割は手に入ったようなものだ」と伝えているが、本書簡を認めた約半月後に協力的だった井伊直弼が桜田門外の変で暗殺され幻となった。
扇面に松竹梅を表す封筒は金花堂のもの。
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徴古館