觚形尊
こけいそん
概要
商代後期の中頃から出現した觚形尊(こけいそん)は、觚が径を増し、全体に大型となって盛酒用(せいしゅよう)に転じたものと考えられる。西周前期に発達のピークを迎える。初めは平底で腹部が直線的だったが、丸底となり、次第に腹部の丸みが強くなる。本例は商末周初期の例で、腹部に大きく顔面饕餮文を飾り、圏足には散開饕餮文(さんかいとうてつもん)を、また頸部には鳥文、口縁には逆位(ぎゃくい)の獣形の尖葉文を飾っている。
坂本コレクション 中国古代青銅器. 奈良国立博物館, 2002, p.26, no.57.
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