旧内務省下関土木出張所下関機械工場乾船渠 附 キャプスタン
きゅうないむしょうしものせきどぼくじむしょしものせききかいこうじょうかんせんきょ つけたり きゃぷすたん
概要
旧内務省下関土木出張所下関機械工場乾船渠 附 キャプスタン
きゅうないむしょうしものせきどぼくじむしょしものせききかいこうじょうかんせんきょ つけたり きゃぷすたん
山口県
大正時代/大正3年(1914年)
無筋コンクリート造乾船渠(鋳鉄造キャプスタン)
断面階段状の5段の側壁の内、最上部の1段は切石積みとなっており後世の改変を受けているが、下部4段は無筋コンクリート造を残す。
面積1206.8㎡、全長54.3m、幅20.1m、深さ6.2m、
キャプスタン径870㎜、キャプスタン高さ850㎜
1基(キャプスタン:1基)
山口県下関市阿弥陀寺町15番16、同15番22、同15番23
下関市指定
指定年月日:20151027
・ 下関市
・ 国土交通省 中国地方整備局
有形文化財(建造物)
明治43年(1910)、関門海峡が国の第一種重要港湾に指定されるにあわせ、同43年7月から海峡の埋め立工事が着手され、同44年(1911)4月にこの埋め立て地に整備工事の拠点となる内務省下関土木出張所・関門海峡改良事務所が設置された。同45年3月には作業船の造船・修理を行う施設としての下関機械工場が付設され、大正3年(1914)10月には乾船渠が完工した。
旧内務省下関土木出張所の諸施設は、戦後、運輸省第四港湾建設局に引き継がれ、下関機械整備事務所として存続していたが、平成9年(1997)にその役割を終えた。その後、その他の施設は取り壊されたが、乾船渠はその文化財的価値から現地に保存され現在に至る。