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乾漆朱輪花盤

かんしつしゅりんかばん

概要

乾漆朱輪花盤

かんしつしゅりんかばん

漆芸 / 昭和以降

増村益城  (1910~1996)

ますむら ましき

昭和58/1983

乾漆、漆塗

高8.0  31.0×33.0

1口

文化庁分室(東京都台東区上野公園13-9)

第30回日本伝統工芸展

国(文化庁)

 髹漆は、漆塗を主とし、装飾文様を描かずに漆塗だけで作品を制作する技法である。素地の造形(木地、乾漆等)、下地、上塗(朱塗、溜塗等)・仕上げ(塗立仕上げ、呂色仕上げ)等の工程の全般を指し、幅広い内容をもつ。
 本作品は、粘土原型から取った石膏型に麻布と和紙を漆で貼り重ね、石膏型から外して素地を作る乾漆技法で制作されている。乾漆素地に漆下地を施し、黒漆の下塗、中塗の後、朱漆で上塗し、呂色(磨き)仕上げとしている。
 昭和57年度文化庁工芸技術記録映画「髹漆-増村益城のわざ-」の対象作品である。

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キーワード

/ 技法 / 文化庁 / 素地

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