打掛
うちかけ
概要
栖鳳の長女 園(その)の嫁ぎ先である伊藤家には栖鳳が絵付けした、もしくは下絵を描いた道具類が多く残されていた。茶釜、棗、茶碗などの茶道具、酒猪口、盆、莨入れなど多岐に渡り、栖鳳の得意とする軽妙洒脱な筆遣いによる絵が施されている。
打掛は表に金雲と水墨の堂々たる松、裏には赤い地に三羽の飛ぶ鶴が描かれ、見えないところまで吉祥モチーフをちりばめた、こだわりを感じる一品である。わが子の幸福を願う、愛情深い父親としての栖鳳の一面を見て取れよう。
うちかけ
栖鳳の長女 園(その)の嫁ぎ先である伊藤家には栖鳳が絵付けした、もしくは下絵を描いた道具類が多く残されていた。茶釜、棗、茶碗などの茶道具、酒猪口、盆、莨入れなど多岐に渡り、栖鳳の得意とする軽妙洒脱な筆遣いによる絵が施されている。
打掛は表に金雲と水墨の堂々たる松、裏には赤い地に三羽の飛ぶ鶴が描かれ、見えないところまで吉祥モチーフをちりばめた、こだわりを感じる一品である。わが子の幸福を願う、愛情深い父親としての栖鳳の一面を見て取れよう。
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