指月山
しづきやま
概要
S45-5-139[[指月山]しづきさん].txt: 指月山は、萩市の西北端にある日本海に突出した標高143メートルの花崗岩からなる円錐形の山で、デルタによって陸地とつながっている。慶長年間、毛利氏が居城を山麓に築き、頂上に詰丸を設けたので城山とも呼ばれている。
対島海流の影響をうけ、開発のすすんだ中国地方では珍しく暖地性原生林の面影を残しており、シイノキ・タブノキ・クロガネモチ・カゴノキ・イスノキ・クスノキなどの大木がうっそうと茂り、同時にサザンカの自生北限ともなっている。また高知県において、その生息地が特別天然記念物に指定されているミカドアゲハも生息しており、鳥類も豊富で学術上貴重な山である。