新潟県元屋敷遺跡出土品
にいがたけんもとやしきいせきしゅつどひん
概要
縄文時代後・晩期を主とする出土品の一括。土器・土製品287点、石器・石製品1423点、漆塗木製品残欠2点、及び骨角器残欠6点の、合計1718点で構成される。東北方面や北陸方面などの文様要素を持つ各型式・形態の土器、在地的な特徴が強い深鉢形土器、環状注口土器や人面付片口土器など希少な形態の土器がある。土偶や半球形の耳飾からは、多彩な文化交流、石器・石製品からは、盛んな石器製作の実態がうかがえる。
当時の生活の実態や、精神文化、山や谷を越えての交易の様相を考えるうえで学術的価値が高い。