円空仏(阿弥陀如来坐像、菩薩形坐像)
えんくうぶつ(あみだによらいざぞう、ぼさつぎょうざぞう)
概要
円空仏(阿弥陀如来坐像、菩薩形坐像)
えんくうぶつ(あみだによらいざぞう、ぼさつぎょうざぞう)
江戸時代前半
1.阿弥陀如来坐像:通肩に衣をまとい、膝の上で弥陀の定印を結び蓮台の上に坐している。印相と背面の墨書から阿弥陀像であることがわかる。頭部は高い六面の帽子状に作り、髪際のすぐ上に横線を刻む。杉材を用いている。背面は頭部を除いて割り放ったままで、墨書がある。 2.菩薩形坐像:通肩に衣をまとい、膝上、袖中で印を結び蓮台の上に坐しているところから菩薩と考えられる。1の阿弥陀如来坐像に比べ、頭部の形がより細く、毛筋を表した宝髻と思われる。背面は、宝髻部以外は割り放ったままで、三条の衣文線が刻まれている。
1.総高17.5cm、像高12.1cm、臂張6.1cm、裾奥3.8cm 2.総高17.7cm、像高13.1cm、臂張6.4cm、裾奥3.8cm
2躯
宮代町指定
指定年月日:20120331
個人
有形文化財(美術工芸品)
家に伝来。