月渚宿雁図
げっしょしゅくがんず
概要
満月の夜、満開の芙蓉と葦の生い茂る水辺につがいの雁や小禽が羽を休める様を描く。画面右上に落款「呂紀」(印)。作者の呂紀は寧波(浙江省)の人で、明代の宮廷画家。字は延振、号は楽愚。装飾的な着色花鳥画に本領を発揮し写生派といわれた。本図は弘化3年(1846)に10代佐賀藩主鍋島直正が造営した際に、床飾りとして用いるために御道具方より借用した御道具のうちのひとつ。
げっしょしゅくがんず
満月の夜、満開の芙蓉と葦の生い茂る水辺につがいの雁や小禽が羽を休める様を描く。画面右上に落款「呂紀」(印)。作者の呂紀は寧波(浙江省)の人で、明代の宮廷画家。字は延振、号は楽愚。装飾的な着色花鳥画に本領を発揮し写生派といわれた。本図は弘化3年(1846)に10代佐賀藩主鍋島直正が造営した際に、床飾りとして用いるために御道具方より借用した御道具のうちのひとつ。
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