長興寺跡出土の五輪塔台座
ちょうこうじあとしゅつどのごりんとうだいざ
概要
14世紀~15世紀の文献史料から、大井郷に西大寺直末の律宗寺院である長康寺が存在したことが確認できるが、この台座から、長興寺が長康寺であり、その所在地が長興寺跡であることが判明する。律僧の墓塔として造営された律宗様式の五輪塔の規模は、律僧の地位や年齢、寺格によるピラミッド構造を示しているとされ、美濃国で唯一長康寺のみに大型五輪塔が存在することは、長康寺が律宗教団における重要な寺院であったことを示している。
ちょうこうじあとしゅつどのごりんとうだいざ
14世紀~15世紀の文献史料から、大井郷に西大寺直末の律宗寺院である長康寺が存在したことが確認できるが、この台座から、長興寺が長康寺であり、その所在地が長興寺跡であることが判明する。律僧の墓塔として造営された律宗様式の五輪塔の規模は、律僧の地位や年齢、寺格によるピラミッド構造を示しているとされ、美濃国で唯一長康寺のみに大型五輪塔が存在することは、長康寺が律宗教団における重要な寺院であったことを示している。
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