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富岡家住宅 主屋 書院

とみおかけじゅうたく しゅおく しょいん

概要

富岡家住宅 主屋 書院

とみおかけじゅうたく しゅおく しょいん

城郭建築 / 明治 / 中部 / 山梨県

山梨県

主屋 明治6年頃
書院 明治24年頃/主屋 1873年頃
書院 1891年頃

○主屋 桁行10.9m、梁間8.2m、二階建、寄棟造、南面、西面、北面、東面庇付、桟瓦葺、
・東面突出部 桁行4.5m、梁間5.5m、二階建、寄棟造、南面庇付、桟瓦葺、
・北面突出部 桁行3.6m、梁間1.8m、片流れ、桟瓦葺
○書院 桁行15.5m、梁間5.8m、切妻造段違、南面、北面庇付、桟瓦葺、
・西面突出部 桁行5.5m、梁間3.6m、切妻造、桟瓦葺、渡り廊下上便所付属、切妻造、桟瓦葺



2棟

山梨県甲府市善光寺町3135

山梨県指定
指定年月日:20160222

有形文化財(建造物)

 富岡家住宅は、甲府市の甲斐善光寺の真北、愛宕山の東麓を流れる高倉川の扇状地の要に位置する。敷地の中央正面に主屋を南面して建て、西に書院を接続する。主屋東前方に厩、その背後に土蔵が建ち、段差のある敷地を石塁で区画する。書院の前方には池のある庭園がひろがる。
 本住宅は山梨県権参事として本県の勧業政策を推進した富岡敬明の本邸である。擬洋風建築の主屋は、富岡の本県赴任後の明治六年頃の建築で、西に接続する和風建築の書院は、晩年になって山梨に移住した明治二四年頃の増築と考えられる。施工者は山梨の洋風建築を造った大工の一人、天野忠右衛門と伝わる。

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キーワード

/ 突出 / 附属 / 東面

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