葡萄図
ぶどうず
概要
背景に部分的に藍墨を刷いたなかで、折枝画風に葡萄が描かれています。背景の明暗、墨のにじみで濃淡をつけた葉、色の濃淡とハイライトの胡粉を付けた実と、月光の下でたわわと実る葡萄を巧みに表現しています。とりわけ、葡萄の実の質感と量感は瞠目すべきものです。ゆるやかに画面を交錯する枝振りは、下方へと伸びる蔦で構図を引き締めています。宋紫石ならではの端正さ、瀟洒さをそなえた優品です。
【長崎ゆかりの近世絵画】
ぶどうず
背景に部分的に藍墨を刷いたなかで、折枝画風に葡萄が描かれています。背景の明暗、墨のにじみで濃淡をつけた葉、色の濃淡とハイライトの胡粉を付けた実と、月光の下でたわわと実る葡萄を巧みに表現しています。とりわけ、葡萄の実の質感と量感は瞠目すべきものです。ゆるやかに画面を交錯する枝振りは、下方へと伸びる蔦で構図を引き締めています。宋紫石ならではの端正さ、瀟洒さをそなえた優品です。
【長崎ゆかりの近世絵画】
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs