唐物彫林和靖木管筆
からものちょうりんなせいもくかんひつ
概要
林和靖(九六八~一〇二八)は、北宋時代の代表的な詩人。清らかな趣に富む彼の詩が人々に愛されたこと、俗世を避けて梅と鶴を愛した仙人のような生活が憧れの対象となったことなどから、理想的な文人として彼を主題とした絵画や工芸作品は数多く、本筆もその一つである。表皮を取り去った竹に、梅の老木と悠々と空を舞う鶴、穏やかに微笑む林和靖を浮き彫りで表現しており、地の文様には精緻な亀甲繋ぎが表され、装飾性が高められている。
からものちょうりんなせいもくかんひつ
林和靖(九六八~一〇二八)は、北宋時代の代表的な詩人。清らかな趣に富む彼の詩が人々に愛されたこと、俗世を避けて梅と鶴を愛した仙人のような生活が憧れの対象となったことなどから、理想的な文人として彼を主題とした絵画や工芸作品は数多く、本筆もその一つである。表皮を取り去った竹に、梅の老木と悠々と空を舞う鶴、穏やかに微笑む林和靖を浮き彫りで表現しており、地の文様には精緻な亀甲繋ぎが表され、装飾性が高められている。
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