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グルーム氏個人アルバム

ぐるーむしこじんあるばむ

概要

グルーム氏個人アルバム

ぐるーむしこじんあるばむ

写真 / 明治

明治時代後期~大正時代前期/20世紀初期

紙焼写真・アルバム

表紙:27.0×35.4

1冊



来歴:1981神戸市

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008
・田井玲子「別荘地・六甲山は日本ゴルフ発祥の地 ―六甲山の近代スポーツ始まり物語」(『別冊太陽 No.128 日本の別荘・別邸』2004)
・神戸市立博物館特別展『居留地返還100周年記念 神戸・横浜”開化物語”』図録 1999
・田井玲子「A.H.グルーム 1 ―在日50年に及ぶ一人のイギリス人の足跡―」『神戸市立博物館研究紀要』11 1994

イギリス人実業家のA. H. グルーム(Arthur Hesketh Groom, 1946-1918)のアルバムです。グルームは、神戸開港後まもなく来神し、グラバー商会を経てモーリヤン・ハイマン商会に入り、横浜に本拠を移して日本茶や生糸の輸出に従事しました。明治27年(1894)頃には同商会を離れて本拠を神戸にもどし、本格的な西洋風ホテルとして知られるオリエンタル・ホテルの経営に携わりました。

明治28年に彼が六甲山上に別荘を構えたことは、六甲山のリゾート開発の端緒となり、彼の功績を称えて、明治45年には六甲山上に「六甲開祖之碑」と刻まれた顕彰碑が建てられました。また、神戸ゴルフ倶楽部を創設し、ゴルフを日本に広めたことでも著名です。在神外国人の自治組織・居留地会議の委員を務め、スポーツクラブ・K. R. &A. C. の創設(明治3年)や春日野外国人墓地の設置(明治32年)に関わるなど、公共の活動にも尽力しました。私生活では、来神直後に宮崎直と国際結婚しました。大正7年(1918)1月に死去した際は、遺言により宮崎家の宗派で日本人墓地に葬られ、現在は神戸市北区の鵯越墓園に眠ります。

六甲山でのゴルフの風景や、六甲開祖の碑の写真などが収められています。また、建設中のチャータード銀行、年に一度のコーベ・クラブでの記念撮影の様子など、明治時代後期~大正時代の旧居留地の様子もうかがい知ることができます。

【近代の神戸】

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キーワード

居留 / 神戸 / 市立 / 図録

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