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旧遠山家住宅 庭門及び内塀

きゅうとおやまけじゅうたく にわもんおよびうちべい

概要

旧遠山家住宅 庭門及び内塀

きゅうとおやまけじゅうたく にわもんおよびうちべい

住居建築 / 昭和以降 / 関東 / 埼玉県

埼玉県

昭和/1936頃

庭門 一間薬医門、寄棟造、桟瓦葺、南北袖塀附属
内塀 2棟
庭門北方 木造、延長11.5m、桟瓦葺
庭門南方 木造、延長38.9m、桟瓦葺

1棟

埼玉県比企郡川島町大字白井沼字烏足675番地1

重文指定年月日:20180817
国宝指定年月日:

公益財団法人遠山記念館

重要文化財

 旧遠山家住宅は,埼玉県中部の田園地帯に所在する。日興証券創立者の遠山元一が郷里に建てた邸宅で,昭和11年までに住居部分が竣工し,その後,茶室などが整備された。
 東棟は茅葺の大型建築で,豪農であった生家の風情を受け継ぎつつ豪壮で格調高い形式と意匠をもつ。2階建の中棟は,1階に端正な意匠の接客用座敷,2階に洋風の応接室や寝室等を設ける。西棟は隠居所で,数寄屋を基調とした瀟洒な座敷や仏間などからなる。いずれも多様で吟味された良材が使用されており,卓越した建築技術を駆使して建築された,極めて質の高い近代和風建築として価値が高い。

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