パシェリエンプタハのミイラ
ぱしぇりえんぷたはのみいら
概要
明治37(1904)年にカイロ・エジプト博物館のガストン・マスペロ館長より寄贈されたもので、当館で棺を2つに切り分けた。本来彩色の絵で飾られていたが、真っ黒な物質がかけられている。赤外線の照射を行い、図像・銘文が明らかになった。
銘文の内容
ケンティイメンティュウ、アビュドスの主人(である)オシリス神に王が与える供物と食糧とを、故アンクムウトの息子、オシリス(になった者)、故パシェリエンプタハに与える為に。
(鈴木まどか教授による解読)