北山橘庵肖像画
きたやまきつあんしょうぞうが
概要
江戸時代の医師で文人でもある北山橘庵(名は彰、字は元章・世美、号は橘庵)の肖像画。河内国丹北郡一津屋村の住人で享保16年(1731)生まれ、寛政3年(1791)11月15日没。医術を橘元泰に学び、儒学を柳沢淇園に学んだ。医師としての名声は高く丹南藩では士分、狭山藩・岸和田藩では客分の待遇を受ける。文人としては結成間もない大坂の混沌詩社に加わっており、『鶏壇嚶鳴』や『橘庵詩鈔』などの詩作が残されている。北山家は楠木氏の末裔で和田氏とも称していたため、肖像画の羽織には楠氏を示す菊水を基にした家紋が描かれている。
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