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短刀 銘 吉光

たんとう めい よしみつ

概要

短刀 銘 吉光

たんとう めい よしみつ

その他

吉光

室町時代前期 14~15世紀

鉄・鍛造 平造 庵棟

総長24.9 刃長16.9 反なし 元幅1.9 元重1.0

1口

平造、庵棟。身幅狭く重ね極めて厚い。表に素剣、裏に護摩箸を腰樋に彫り、ともに鎺上で剣先状に尖って留める。鍛は板目に柾がかり、肌は沸出来。刃文は細直刃。茎は丸棟、刃上がりの栗尻で、鑢目は不明。目釘孔は1つ開ける。指表孔下に刀工銘を刻む。吉光は、大和国の手搔派の流れを汲み、文献資料においても確認出来る土佐国最古の刀工である。長尺の作例は殆ど見られず、現存作例の大半が二字銘を伴う短刀である。なお、短刀の名手で同様に二字銘を切る山城国の粟田口吉光(藤四郎吉光)とも混同されることがあるが、土佐吉光は、本品のように細身ながら極めて重ねが厚く、頑丈に造り込んだ「鎧通し」とも称される姿に特徴がある。

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キーワード

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