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水瓶

すいびょう

概要

水瓶

すいびょう

金工

朝鮮・高麗時代 12~13世紀

銅 鋳造

総高32.5 口径9.3 底径9.6

1口

 口が上開きで細長い頸部と下膨れの胴、やや裾開きの高台からなる銅製の花瓶。頸部と肩部、胴下半に隆帯が一条ずつめぐる。胴部から頸部にかけて、土中していた際についたと思われる籠目跡が残る。中国・北宋時代から金時代に通称「玉壺春」と呼ばれる類例の長頸瓶があり、わが国でも元徳2年(1330)の針書銘が残る大阪・観心寺所蔵品を基準作として、東京・浅草寺や愛知・岩屋寺所蔵品などに頸と腰に複弁蓮華飾りを施した同様の古例がみられ、一般に徳利形花瓶とも称される。同時代の中国・日本の長頸瓶と比較検討し、その影響関係を窺う上で重要な資料である。

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キーワード

頸部 / / /

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