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茶金石玉簪

ちゃきんせきたまかんざし

概要

茶金石玉簪

ちゃきんせきたまかんざし

その他 / 江戸

江戸時代/19世紀

ガラス・銀

16.9cm

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-2-010

独立行政法人日本芸術文化振興会

茶金石に銀製の耳掻きと二本足が付いた簪である。茶金石は、日本では幕末まで鉱石と信じられていたが、ガラスに亜酸化銅の粉末を混ぜた人造のイタリアガラスである。玉の上下に菊形の座金が付く。簪は笄から分化して発生し、二本足の簪は享保以降に出現した。延享元年(1744)に金銀製の櫛・笄が禁止されてからは象牙・鼈甲・錫が用いられたが、寛政頃から金銀製の簪が再流行した。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

/ 耳掻き / /

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