雲龍蒔絵硯箱
ウンリュウマキエスズリバコ
概要
雲龍蒔絵硯箱
ウンリュウマキエスズリバコ
江戸時代 末期・18世紀~19世紀
縦22.9cm:横22.7cm:高 2.1cm
1合
雨を降らすと考えられていた龍は、天候を司るということで、中国では皇帝を象徴する高貴な霊獣だ。日本にもそのイメージが伝わったはずだが、この龍はどことなく愛嬌がある。作者の田付長兵衛は、研出蒔絵を得意とし、江戸時代の前半から代々京都で活躍した蒔絵師の一族だ。本品の底には「田付氏/高廣(花押)」の銘がある。