中山町川向金比羅樽流し
なかやままちかわむかいこんぴらたるながし
概要
金毘羅信仰に関わる習俗の一つに「流し樽」がみられます。讃岐の金毘羅へ水上安全など様々な願いを込めあるいは願いの成就にに感謝し「金比羅樽」という小さな樽に酒を詰めて川や海にながします。
中山町では「金比羅山」の石塔を祀っている小祠の前で行われます。注連を張った堂の中にはローソクが灯され金比羅樽・御礼・梵天とともに御神酒・赤飯・昆布巻きなどを入れた重箱が供えられる。
長崎上町天台宗光秀院住職の吹く法螺貝によって始まり、読経が終わった後に参詣者達が堤防を越え川べりまで行き、氏子の代表によって樽が最上川に流されます。