高岡市横田地区地図
たかおかしよこたちくちず
概要
①「元市部」
表紙題箋に「元市部 六枚ノ内」、本紙上部に右横書きで「元市部之図」とある。
千保川に沿って北東から南西にかけて、高岡市内免町、金屋町、二番新町、中島町、横田町、百姓町、横田新町などの範囲が記されている(町名は全て朱色)。
中央上部に「(丸に)文」の学校記号があるが、旧高岡市立西条小学校と思われる。同校がこの場所(高岡市横田本町1-1)に新築移転してきたのは明治35年(1902)7月15日(『西条のあゆみ』p92)である(当時は射水郡横田村西条村組合尋常小学校。令和6年(2024)3月31日閉校)。また、「元市部」というのは江戸時代以来の「高岡町」の内という意味と思われる。
②「西」
表紙に「西 六枚ノ内」、本紙右上に縦書きで「西之図」とある。
横田町の西側で、高岡市早川と羽広に隣接する。学校記号は旧高岡市立横田小学校(昭和6年(1931)に現・高岡市宮田町9-1。令和6年3月24日閉校)であり、周辺(千石町、宮田町、扇町など)の図が記されている。
共に表紙、裏表紙あり。
共に「六枚ノ内」とあり、同じ組物であったと思われる。
<参考文献>
・平凡社『日本歴史地名大系第16巻 富山県の地名』1994年
・西条のあゆみ編纂委員会『西条のあゆみ』高岡市立西条小学校百周年記念事業協賛会,1982年