林賽元銘玳瑁管象牙斗提筆
りんさいげんめいたいまいかんぞうげとていひつ
概要
筆管の玳瑁から動物を切り取り、その部分に象牙をはめこんでいる。切り取った玳瑁は、筆斗(穂首と管をつなぐ部分)の象牙に貼付けられており、非常に手の込んだ作。象牙が用いられたコツ(筆の頭頂部)には「林賽元製」と刻される。林賽元は、清時代に北京で活躍した筆匠。市川米庵(1779~1858)の『米庵蔵筆譜』に「林賽元製京毫水筆」という筆が載ることから、当時日本でも流通していたことがわかる。
りんさいげんめいたいまいかんぞうげとていひつ
筆管の玳瑁から動物を切り取り、その部分に象牙をはめこんでいる。切り取った玳瑁は、筆斗(穂首と管をつなぐ部分)の象牙に貼付けられており、非常に手の込んだ作。象牙が用いられたコツ(筆の頭頂部)には「林賽元製」と刻される。林賽元は、清時代に北京で活躍した筆匠。市川米庵(1779~1858)の『米庵蔵筆譜』に「林賽元製京毫水筆」という筆が載ることから、当時日本でも流通していたことがわかる。
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