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初代実川延若の綱よし公、三代目中村福助のおさめノ方

しょだいじつかわえんじゃくのつなよしこう、さんだいめなかむらふくすけのおさめのかた

概要

初代実川延若の綱よし公、三代目中村福助のおさめノ方

しょだいじつかわえんじゃくのつなよしこう、さんだいめなかむらふくすけのおさめのかた

木版画 / 明治

菊水茂広

きくすいしげひろ

上演:明治9年(1876)9月 大阪戎座「護国婦女太平記(ごこくおんなたいへいき)」

中判錦絵二枚続

24.7×17.3、24.7×17.4 (cm)

千代田区隼町4-1 国立劇場

落款:柳桜茂広
花押あり
版元:玉ノ井
登録番号51995
芝居版画等図録9-033

独立行政法人日本芸術文化振興会

筑後芝居から戎座へ改称した開場興行で、画面左上の賛「戎座やよき琴の音の調より 来る見ぶつは大入の秋 玉園」はそれを祝うものである。柳沢騒動を素材にした同名の実録体小説を元にした歌舞伎である。柳沢吉保の側室おさめは元五代将軍綱吉の愛妾で、綱吉はおさめが産んだ子を我が子と信じて六代将軍にしようとしたため、正室に殺されたという俗説による。延若が綱吉と吉保の二役を演じた。赤が目に鮮やかな新時代の大首絵の秀作である。

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キーワード

芝居 / 実川 / 上演 / 延若

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