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菊桐唐草蒔絵石持象牙中差

きくからくさまきえこくもちぞうげなかざし

概要

菊桐唐草蒔絵石持象牙中差

きくからくさまきえこくもちぞうげなかざし

その他 / 江戸

鈴木古巌

江戸時代/19世紀

象牙

17.6cm

千代田区隼町4-1 国立劇場

登録番号82235-2-363

独立行政法人日本芸術文化振興会

象牙製、石持、一本足の中差。象牙地に金粉と青金粉の高蒔絵で菊桐唐草を表している。簪は笄から分化して発生した。『玳瑁亀圖説』に図示される鼈甲製の「石持中差」に近い形状で、江戸で天保年間に流行したとされる。胴に「古巌」の蒔絵銘がある。作者の鈴木古巌は(1812~?)幕末・明治の江戸の蒔絵師で橋原文斎に師事し、印籠・茶器・蒔絵物全般を製作した。明治維新後は内国勧業博覧会で花紋賞牌を受賞、パリ万国博覧会にも出品した。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。

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キーワード

/ / 石持 / 劇場

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