清寧軒焼 赤楽茶碗 銘「福禄寿」
せいねいけんやき あからくちゃわんめいふくろくじゅ
概要
口縁部をやや抱え込み、胴の中央部を若干しぼった半筒形の赤楽茶碗である。内側に箆削りの跡が残り、高台脇には葵紋の円印が捺されている。箱書や付属の書付によると、湊御殿で治宝が作り、旦入が焼いたということであり、また南紀男山窯の土を用いたと記されている点は興味深い。さらに、弘化3年(1786)に外山直徳という人物が、斉順から拝領したという記述もある。
せいねいけんやき あからくちゃわんめいふくろくじゅ
口縁部をやや抱え込み、胴の中央部を若干しぼった半筒形の赤楽茶碗である。内側に箆削りの跡が残り、高台脇には葵紋の円印が捺されている。箱書や付属の書付によると、湊御殿で治宝が作り、旦入が焼いたということであり、また南紀男山窯の土を用いたと記されている点は興味深い。さらに、弘化3年(1786)に外山直徳という人物が、斉順から拝領したという記述もある。
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