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広島県・廿日市市

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))山中家住宅土蔵広島県廿日市市宮島町字中之町524

山中家住宅土蔵

宮島の東町にある旧呉服商の家財蔵。二階建切妻造妻入桟瓦葺で外壁漆喰塗仕上、腰は竪板張。南面戸口に庇を付し、掛子塗の両開戸を吊る。一階は土間、二階は板敷で中央に独立柱を立て、小屋組は登梁形式。正面に家紋を付し、呉服商の繁栄を伝える重厚な土蔵。

国指定文化財(重要伝統的建造物群保存地区)廿日市市宮島町広島県廿日市市

廿日市市宮島町

廿日市市宮島町は広島湾の厳島(安芸の宮島)に建つ厳島神社の門前町である。海沿いの狭い土地に形成された町並みには、戦国時代に由来しつつ、江戸後期までに形成された特徴ある地割が良く残る。江戸時代から昭和20年代に至る伝統的な町家や和風住宅が、山麓に建つ寺社建築や社家住宅と一体となって、厳島神社の周囲に栄える門前町の歴史的風致を良く伝える伝統的建造物群保存地区。

国指定文化財(重要文化財)紅葉谷川庭園砂防施設広島県廿日市市宮島町

紅葉谷川庭園砂防施設

弥山から厳島神社の背後に流れくだる紅葉谷川に築かれる。昭和20年の枕崎台風で被災した「史蹟名勝厳島」の災害復旧事業として,昭和23年に着工,25年に竣工した。
砂防と庭園の専門家の協働により,土石流によって堆積した巨石を巧みに利用しながら,紅葉の名所として知られる紅葉谷公園の風景や厳島の歴史的風致との調和が図られた砂防施設である。
終戦直後の混乱期に,国及び地方政府と連合国最高司令官総司令部が連携して実現した,文化財の災害復旧事業としても貴重である。なお本件は,西海橋とならび戦後土木施設として初めての重要文化財指定である。

国指定文化財(国宝・重要文化財(美術品))岩倉具視関係資料広島県廿日市市大野亀ヶ岡701

岩倉具視関係資料

幕末から明治時代前期の政治を主導した岩倉具視(1825~1883)の書翰・意見書等の草稿類、同人および同人周辺宛の書翰・意見書・報告書類などを中心に1,707通を数える。岩倉のみならず、要人の政治思想や政策立案、実施の過程を明らかにする。