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宮城県・柴田郡大河原町

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤家住宅鳥居宮城県柴田郡大河原町字町200-2

佐藤家住宅鳥居

五行稲荷社及び神宮小祠のある境内の西面南端に、五行稲荷社から矩折れに曲がる参道上に立つ。柱間一・八メートル、高さ二・四メートルの石造神明鳥居。直径一七センチメートルの円柱はやや内転びで立てる。屋敷神を祀る区域を画す鳥居である。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤家住宅神宮小祠(旧奉安殿)宮城県柴田郡大河原町字町200-2

佐藤家住宅神宮小祠(旧奉安殿)

五行稲荷社の西に南面して建つ。神明造、桁行〇・七メートル、梁間〇・五メートルで、一メートル程の木製の壇上に建つ。棟持柱を立て、棟には千木は失われているが堅魚木を六本飾る。小規模ながら柱は太く、神明造の特徴を備えた良質な小祠で景観に寄与する。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤家住宅五行稲荷社宮城県柴田郡大河原町字町200-2

佐藤家住宅五行稲荷社

敷地東端に南面して建つ。方一間の切妻造妻入で、四方とも格子を建て込み、内部に流造の厨子を安置する。組物は三斗組で、正面は木鼻を獅子、中備を龍、拝懸魚を鳳凰など彫刻を豊かに施し細部意匠を凝らす。醤油醸造業で栄えた往時の歴史を伝える屋敷社。

国指定文化財(登録有形文化財(建造物))佐藤家住宅井戸屋宮城県柴田郡大河原町字町200

佐藤家住宅井戸屋

主屋の南東方、内塀外側に建つ。桁行一・四メートル、梁間一・二メートルで、三方吹放ちとし、中央に木製井筒の井戸を設ける。西面は竪格子に菱格子を組み合わせた格子細工を施す。軸部材を丸太とし、数寄屋風意匠でまとめ、敷地景観に趣を添える。