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長崎県
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧佐世保海軍工廠川棚魚雷遠距離発射場観測所長崎県東彼杵郡川棚町三越郷字片島174
発射場が位置する片島の山頂に位置し、魚雷試射後の雷跡を観測する建物。二階建の煉瓦壁体の頂部に鉄筋コンクリート造の梁とスラブを廻らし、二階正面には広角に開いた観測用の窓を突出して海を望む。建物の機能を直裁的に造形化した特徴的な外観の軍事遺構。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧佐世保海軍工廠川棚魚雷遠距離発射場油庫長崎県東彼杵郡川棚町三越郷字片島174
機械室及び水雷調整室の南側に建つ燃料用の格納庫。桁行五・五メートル、梁間三・七メートル、切妻造、妻入の石造平屋建で、内壁はモルタル塗で仕上げる。凝灰岩を精緻に積上げ、隅部を算木積で築く、丁寧なつくり。魚雷試射システムに欠かせない施設の一つ。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧佐世保海軍工廠川棚魚雷遠距離発射場機械室及び水雷調整室長崎県東彼杵郡川棚町三越郷字片島151-1
突堤と正対して建ち、魚雷用の燃料及び酸化剤などを搭載し、調整した施設。正面一二メートル、奥行二七メートルで、下部は石造で内部を水雷調整室と機械室の二室に区画する。上部は後の増築で壁体を鉱滓煉瓦積とする。機能と建設技術において貴重な軍事遺構。
国指定文化財(登録有形文化財(建造物))旧佐世保海軍工廠川棚魚雷遠距離発射場突堤長崎県東彼杵郡川棚町三越郷字片島地先
射場と陸地を結ぶために海中に築いた突堤。形状の異なるコンクリートブロックで積み上げた、長さ四五メートル、スパン八メートルの扁平な五連アーチ構造物。天端には二線の引込線跡を残す。コンクリートブロックを自在に成形して築いた独特な大規模構造物。