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栃木県・大田原市
国指定文化財(重要文化財)大雄寺 本堂大田原市黒羽田町字黒羽山
大雄寺は,黒羽城跡の所在する丘陵上に位置する曹洞宗寺院で,藩主大関家の菩提寺として庇護を受け,江戸中期から末期にかけて境内が整えられた。茅葺屋根の本堂や庫裏は,規模が大きく,平面形式などに古式をよく継承し,質も高い。また本堂の正面に総門を構え,禅堂とともに諸堂を廻廊で繋ぐという構成は,曹洞宗寺院伽藍の一類型を示している。地方小藩の菩提寺としての様態をよく伝えており,我が国の近世曹洞宗寺院伽藍の展開を理解する上で,高い価値を有している。
国指定文化財(重要文化財)那須神社 楼門栃木県大田原市南金丸
那須神社は、古くから金丸八幡宮として武家の崇敬を集めた古社であり、那須与一が戦勝祈願を行ったとも伝わる。中世末期からは黒羽城主大関氏の庇護を受け、現在の本殿は寛永18年(1641)頃、楼門は同19年に三代大関高増により再建された。本殿は三間社流造で、彫刻や彩色、絵画で全体を華やかに装飾し、楼門は禅宗様を基調とし全体を彩色や絵画で装飾しており、いずれもその意匠は独創的で質が高い。また、建物の形式、細部技法は当地域の中世からの技法を踏襲しつつ、全体を近世の装飾技法で飾るなど中世と近世の特徴を併せ持つ神社建築として価値が高い。
国指定文化財(重要文化財)那須神社 本殿栃木県大田原市南金丸
那須神社は、古くから金丸八幡宮として武家の崇敬を集めた古社であり、那須与一が戦勝祈願を行ったとも伝わる。中世末期からは黒羽城主大関氏の庇護を受け、現在の本殿は寛永18年(1641)頃、楼門は同19年に三代大関高増により再建された。本殿は三間社流造で、彫刻や彩色、絵画で全体を華やかに装飾し、楼門は禅宗様を基調とし全体を彩色や絵画で装飾しており、いずれもその意匠は独創的で質が高い。また、建物の形式、細部技法は当地域の中世からの技法を踏襲しつつ、全体を近世の装飾技法で飾るなど中世と近世の特徴を併せ持つ神社建築として価値が高い。
国指定文化財(史跡名勝天然記念物)侍塚古墳大田原市
那珂川の流域に存し、上侍塚古墳及び下侍塚古墳の二基があり、いづれも前方後方墳の外観を示している。上侍塚は南北に長く横たわり、前方部を南に向け墳丘の全長約112米を有するもので一部に堀の跡を存する。下侍塚はこの北々西方約700米にあり、前方部をほぼ南々西に向けている。上侍塚より稍小さく、全長約76米を有し堀の跡が残っている。