世界遺産と無形文化遺産
三菱長崎造船所占勝閣
主情報
- 記載物件名
- 三菱長崎造船所占勝閣
解説
詳細解説
造船業形成期の三菱合資会社時代に,占勝閣は,第三船渠を見下ろす丘上に建設された木造二階建洋館。長崎造船所長の荘田平五郎の邸宅として1904 年に完成したが,所長宅としては使用されず,迎賓館となった。1905 年,軍艦「千代田」艦長の東伏見宮依仁親王が宿泊した際に「風光景勝を占める」という意味で占勝閣と命名された。設計者の曾禰達蔵は英国人建築家ジョサイア・コンドルの弟子。占勝閣は現在もほぼ創建当時の姿で迎賓館として,進水式・引渡式の祝賀会,貴賓の接待等に使用している。