世界遺産と無形文化遺産
収塚古墳
おさめづかこふん
主情報
- 記載物件名
- 収塚古墳
- 写真提供
- 堺市提供
解説
詳細解説
仁徳天皇陵古墳の南東隅部において、墳丘主軸線を仁徳天皇陵古墳の外濠に並行させて造られた帆立貝形墳。前方部を西に向ける。墳丘の位置と主軸線の方向から、仁徳天皇陵古墳と関わりのある古墳と考えられる。
墳丘は前方部が改変を受けているが、その輪郭は埋没保存されている。墳丘長は58 mに復元され、後円部の高さは4.2 mを測る。後円部は2段に築かれ、テラスには小形の円筒埴輪が立て並べられる。墳丘の周囲には濠が巡っているが、埋没保存されている。濠からは円筒埴輪や須恵
器が出土する。築造時期は中期中葉と考えられている。
副葬品の詳細は不明であるが、鉄製短甲の破片が墳頂部に散布していたとの記録がある。