世界遺産と無形文化遺産
長塚古墳
ながつかこふん
主情報
- 記載物件名
- 長塚古墳
- 写真提供
- 堺市提供
解説
詳細解説
仁徳天皇陵古墳の南東隅から南へ約160 mの位置に造られた、前方部を西に向けた前方後円墳。
墳丘長は106 m、前方部の高さは10.6 m。墳丘の形状は、後述するニサンザイ古墳と同様に、前方部の幅と高さが発達した新しい傾向を示すものである。墳丘は2段に築かれ、くびれ部の南側のみに造り出しが設けられる。埋葬施設には竪穴式石槨を採用していることが、地中レーダー探査の成果から明らかになっている。墳丘の周囲には濠が巡るが、埋没保存されている。
墳丘と濠からは円筒埴輪や形象埴輪が出土した。築造時期は中期後葉と考えられている。