世界遺産と無形文化遺産
大船遺跡
おおふねいせき
主情報
- 記載物件名
- 大船遺跡
解説
祭祀場が発達した拠点集落跡
詳細解説
太平洋をのぞむ段丘上に立地する拠点集落跡です。竪穴建物、貯蔵穴、盛土、墓などの施設が分離して配置されています。竪穴建物は床を深く掘り込んだものが多く、深さ2mを超える大型のものもあります。祭祀場である大規模な盛土には、膨大な量の土器・石器、焼土などが累積し、長期間にわたって祭祀・儀礼が行われていたことを示しています。このほか、クジラやオットセイなどの海獣骨、マグロやスズキなどの魚骨、クリやクルミ などの堅果類なども出土し、沿岸地域における生業と精神文化を示す重要な遺跡です。