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亀ヶ岡石器時代遺跡

かめがおかせっきじだいいせき

主情報

記載物件名
亀ヶ岡石器時代遺跡

解説

芸術性豊かな土偶や多彩な副葬品が出土した共同墓地

詳細解説

 海進期に形成された内湾である古十三湖に面した大規模な共同墓地です。台地上には墓域が広がり、その周囲の低湿地には祭祀場としての捨て場が形成されています。捨て場からは、土器・石器のほか、漆塗り土器、籃胎漆器、植物製品、玉類などが多数出土しています。なかでも大型土偶(国指定重要文化財)は、その眼部の表現が「遮光器土偶」の名称の起こりとなったことで知られています。墓の数に比べて竪穴建物の数が極端に少なく、土坑墓が多数群集していることから周辺の複数の集落によって構築、維持・管理された共同墓地と考えられています。