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反正天皇陵古墳

はんぜいてんのうりょうこふん

主情報

記載物件名
反正天皇陵古墳
写真提供
堺市提供

解説

詳細解説

 百舌鳥エリアの最も北部に位置する前方後円墳。台地の西縁部に、等高線と墳丘主軸線を並行させるように前方部を南に向けて造られる。大阪湾からの眺望を大いに意識した場所と墳丘の方向が選ばれている。
 墳丘長は148 m。高さは前方部で14.8 m。墳丘は3段に築かれ、くびれ部の西側のみに造り出しが設けられる。現在は一重の濠が巡るが、築造時は二重の周濠であった。外濠は埋没保存されている。外濠からは円筒埴輪、形象埴輪、須恵器等が出土した。築造時期は中期中葉と考えられている。