文化遺産オンライン

世界遺産と無形文化遺産

仲哀天皇陵古墳

ちゅうあいてんのうりょうこふん

主情報

記載物件名
仲哀天皇陵古墳
写真提供
藤井寺市教育委員会提供

解説

詳細解説

 古市エリアの西縁部に造られた前方後円墳。羽曳野丘陵の北東側縁辺部に前方部を南に向けて造られる。北側には近接して鉢塚古墳が位置する。
 墳丘長は245 m、後円部の高さは19.5 m。古市エリアでは第3位の大きさである。墳丘は3段に築かれ、くびれ部の東側のみに造り出しが設けられる。室町時代に城に利用されたため墳丘は改変を受けているが、墳丘の形状は原形を保っている。墳丘の周囲には幅の広い濠が巡り、堤上にも円筒埴輪が並べられる。墳丘や濠からは円筒埴輪、形象埴輪が出土している。築造時期については、諸説あるものの中期と考えられている。