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古室山古墳

こむろやまこふん

主情報

記載物件名
古室山古墳
写真提供
藤井寺市教育委員会提供

解説

詳細解説

 南北に張り出した台地の西側縁辺部に造られた前方後
円墳。前方部を北東に向けて造られる。
 墳丘長は 150m、後円部の高さは15.3m。墳丘は3段に築かれ、東側のくびれ部には造り出しが認められる。埋葬施設は、墳頂部に石材が散在していたことから竪穴式石槨である可能性が指摘される。
 墳丘の周囲には濠が巡るが、西側では水を湛えていた痕跡がなく、濠の平面形が墳丘の形に添ってくびれていることが確認されている。濠は埋没保存されている。
 墳丘のテラスには円筒埴輪列が残存しており、形象埴輪も出土している。築造時期は中期前葉と考えられている。