世界遺産と無形文化遺産
中城城跡
なかぐすくじょうあと
主情報
- 記載物件名
- 中城城跡
解説
詳細解説
勝連城主である阿蘇和利を牽制するために、王命によって座喜味城から移ってきた護佐丸が15世紀中期に整備した城(グスク)です。琉球王国の王権が安定化していく過程で重要な役割を果たした当該グスクは6つの郭からなり、県内でも城壁が良く残る城(グスク)の一つです。 城壁は、琉球石灰岩の切石を使用し、地形を巧みに利用しながら曲線状に築かれ、櫓門や石造拱門の城門があります。1853年に来琉したアメリカのペリー艦隊の探検隊がその築城技術を高く評価したことが文献や絵画に残されています。