文化遺産オンライン

世界遺産と無形文化遺産

石見城跡

いわみじょうあと

主情報

記載物件名
石見城跡

解説

 石見城跡は、銀山柵内の北北西約5㎞に位置し、標高153mの岩山の山頂部を利用して造られた16世紀の山城跡である。日本海に近い平野部の南端にあって、銀山北側の守備のための重要拠点であった。山頂部には防御の一単位を表す平坦地や、これを守る空濠の跡が良好に遺存する。  1565年には、かつて温泉津や石見銀山を支配下に収めた在地の領主が、奪還を祈願して出雲大社に寄進を行った記録が残っており、近隣領主にとっても軍事的に重要な位置を占めた城であったことが知られる。