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滝宮の念仏踊

たきのみやのねんぶつおどり

主情報

  • 香川県
  • 指定年月日:19770517
    保護団体名:滝宮念仏踊保存会
    ※本件は令和4年11月30日に「風流踊」の一つとしてユネスコ無形文化遺産代表一覧表に記載されている。
  • 重要無形民俗文化財

解説

 この芸能は、念仏踊の一種であり、滝宮神社、滝宮天満宮の社前で踊られるのを恒例とするが、旱魃の年には、雨乞いを祈願して臨時に踊られることもある。
 伝承では、菅原道真が当地の国司であった時、雨乞いの願が成就して大雨が降り、喜んだ住民の歓喜踊躍したのがこの踊のはじまりともいい、また道真の亡魂を慰めるため念仏を唱えるようになったともいう。
 芸態は、世話役、下知役、子踊、外鉦、笛、太鼓、鼓、法螺貝、願成就役などの各役が列を正して道中芸を示し、神社に練り込んだ後、下知【げち】役の合図で大団扇【うちわ】を振りかざし、願成就役の発声で「ナッバイドォヤ」と唱えながら囃子に合わせて踊る。