世界遺産と無形文化遺産
日田祗園の曳山行事
ひたぎおんのひきやまぎょうじ
主情報
- 大分県
- 2016年 ユネスコ 無形文化遺産保護条約 「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に「山・鉾・屋台行事」として登録
- 保護団体:日田祗園山鉾振興会
- 重要無形民俗文化財(風俗慣習:祭礼(信仰))平成8年12月20日指定
解説
この行事は、隈八坂神社、若宮神社、八坂社の3社で行われる祗園祭に合わせて行われる行事である。毎年作り替えられるヤマと呼ぶ巨大な作り物が曳きまわされる行事で、計9基のヤマがでて、小屋入り、流れ曳き、集団顔見せ、昼間の山鉾巡行である「本曳き」、「町内押し」、夜の山鉾巡行である「晩山」などが行われる。ヤマは、独特な多層人形形式の山車の一種で、博多祇園の舁山・飾り山とは系統の異なる独特のもので、日田型祗園山鉾とも呼びうるものである。