タキカワカイギュウ化石標本
たきかわかいぎゅうかせきひょうほん
概要
・この化石は、昭和55年(1980)8月に滝川市内を流れる空知川の河床から発見され、調査の結果、新種の海牛であることがわかりました。
・タキカワカイギュウは、今から500万年前(前期鮮新世)滝川がまだ海だったころに生息したジュゴンの仲間です。体長は約8メートルあり、歯をもたず、やわらかな海藻を食べていました。
・同じ地層からは、タカハシホタテをはじめ23種類の貝化石が確認されていますが、いずれも冷たい海にすむ貝の仲間であることから、当時の海は冷たい海流が流れていたことがわかります。また、花粉の化石にはブナやスギの仲間が多く見られ、陸上は現在よりもやや温暖・湿潤であったことを示しています。
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