名所江戸百景 大はしあたけの夕立 めいしょえどひゃっけい おおはしあたけのゆうだち

木版画 

歌川広重 (1797-1858)
うたがわひろしげ
日本
安政3年(1856)
木版多色刷
35.7×24.7cm
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この作品は、《亀戸梅屋舗》とともにゴッホが模写したことでも知られる本シリーズ中の最高傑作。新大橋の東北、図のかすんで見えるのが、あたけ(安宅)の地である。降りだした夕立に、傘や蓑をつけて足早に急ぐ人々の姿、また対岸の安宅のあたりの雨脚の激しさに煙る様子など、たちまちのうちに降りだした夕立の情景が、見事に描き出されている。名所江戸百景には、版摺りの違いが多く見られ、この図にも沿岸近くに二隻の川舟がある異版があり、またそれがない方の絵でも雨雲に群雲の垂れ下がった摺り、橋に隈があるもの、橋の左上に藍ぼかしのあるものがある。これが初版であろう。

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