瓢塚古墳
ひさごづかこふん
概要
S52-12-037瓢塚古墳.txt: 本古墳は、揖保川下流域の丁古墳群に属する前方後円墳で、全長109メートル、後円部径58メートル、前方部幅40メートルの規模を有する。平坦地に築かれているが、東側には丘陵がせまり、丘陵延長の微高地をとり込んで築造した可能性が強い。前方部を南に向け、西南方に平野がひらける。墳丘は2段築成で、葺石・埴輪がみとめられる。後円部に竪穴式石室の一部が露出しているが、中心からややはずれた位置にある。副葬品は知られていない。
本古墳は、揖保川水系では輿塚古墳とならんで最大規模を誇り、当地域の古墳時代中期の首長墓系列をたどるうえで不可欠のものである。