美和山古墳群
みわやまこふんぐん
概要
S51-6-022[[美和山]みわやま]古墳群.txt: 美和山古墳群は津山市街地の西方、吉井川左岸沿いの丘陵から派生した一支丘上にあり、南西方向に院庄平野を望む景勝の地を占めている。
古墳群は胴塚・蛇塚・耳塚とよばれる3古墳からなる。そのうち胴塚は全長約100メートルを測る前方後円墳で、これまでに知られる美作地方最大級の古墳とされる。墳丘上には河原石を用いた葺石が認められ、墳丘の形状などよく旧規を保っている。蛇塚、耳塚は径約40メートルの円墳でとくに前者は2段築成の状況を明確に残し、境頂部を平坦に整えている。これら古墳群としての規模は小さいが、当地方最大級の前方後円墳、同じく円墳を擁していることなど、美作地方の古墳文化究明に欠くことのできない内容をもつ古墳群として貴重な存在である。