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羽黒山三神合祭殿及び鐘楼 三神合祭殿

はぐろさんさんしんがっさいでんおよびしょうろう さんしんがっさいでん

概要

羽黒山三神合祭殿及び鐘楼 三神合祭殿

はぐろさんさんしんがっさいでんおよびしょうろう さんしんがっさいでん

宗教建築 / 江戸 / 東北 / 山形県

山形県

江戸後期/1818

本殿 桁行二間、梁間三間、一重、入母屋造、妻入、茅葺、向拝三間、
   こけら葺
拝殿 桁行七間、梁間五間、一重、入母屋造、向拝三間、入母屋造、
   妻入、軒唐破風付、茅葺、背面下屋庇附属、板葺

1棟

山形県鶴岡市羽黒町大字手向

重文指定年月日:20000525
国宝指定年月日:

月山神社
出羽神社
湯殿山神社

重要文化財

羽黒山は,月山,湯殿山とともに出羽三山と呼ばれ,古来より,山岳修験の霊場とされてきたところである。三神合祭殿は,その中心建築で,山頂に近い平坦地,御手洗池に南面して建っている。鐘楼は,三神合祭殿の東南に位置している。
 三神合祭殿は後方にある本殿と,前面の拝殿が一体となった複合建築である。文化8年(1811)の焼失後,文政元年(1818)八月に完成したことが棟札より明らかである。鐘楼は記録から最上家信によって,元和4年(1618)に建てられたとわかる。
 三神合祭殿は,近世初期以来の特異な形式を伝える,類例の数少ない修験関係の建築として貴重である。また,拝殿の壮大な内部空間や,華やかな装飾など,近世末期の大建築としても価値がある。鐘楼は木割の太い雄大な建築で,羽黒山における,近世初期の意匠を伝える遺構として重要である。

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