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観瀾亭障壁画

かんらんていしょうへきが

概要

観瀾亭障壁画

かんらんていしょうへきが

絵画 / 江戸 / 東北

江戸

21面

重文指定年月日:19800606
国宝指定年月日:
登録年月日:

松島町

国宝・重要文化財(美術品)

 水辺に直立する槇、檜の木立を主景とし、根本に蒲公英、躑躅、水仙、海棠などの春の花木を配した図柄にはなお、桃山時代の余風がのこる金碧画である。岩や樹木の表現は瑞巌寺本堂の鷙鳥図や孔雀図中に近いものを見ることができ、両者の間には極めて近い関係のあったことが推定できる。よって、本障壁画は、慶長・元和頃を中心に活躍した伊達藩御抱の狩野派の画人、佐久間左京一派の作と考えられ、稀にみる当代地方画壇の遺例として貴重である。
 なお、松島湾を見おろす景勝地に建てられた、観瀾亭の一室を飾るこれら障壁画は、画面のところどころに継張り、継足しが見られるところから、他所から転用されたものと思われる。

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キーワード

障壁 / / 画面 /

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